住んでいる地域や制度の状況によって違いはあると思いますが、

 

療育は主に施設で受けることが多いのではないかなと思います。

 
 

施設で行う療育はなんのための療育か?

 

それは、

地域生活や社会生活の中で活かす力を伸ばすこと、

生活の中にある困り感を小さくするために行われている

と思います。


 

しかし人は、

環境が変わる

行動や見せてくれる能力

大きく変わってしまうことがあります。

 
 

よく病院なんかで

「白衣症候群」や「白衣高血圧」という言葉

を聞くことがあります。



病院の診察室に入ると、

血圧が高くなってしまうなど、

本来の血圧数値と違ってきてしまう

というものがあります。


 
 

療育を受ける方も同じように、

施設のみで見せる姿があり、

いつも以上に力を発揮したり、

逆にいつも以上に力を発揮できない方など、

置かれた環境が行動に影響を与えることがあります。

 
 

施設の中で見せてくれる姿だけを見て

地域生活の様子を聞くのと、

実際の生活の状況や様子と違った姿

イメージしてしまいます。


 

実生活の姿と違ったイメージを持ってしまうと、

行う療育の内容が生活とマッチせず

なかなか生活の中で効果を発揮することができないこと

に繋がってしまいます。


 

ではどうしたらいいのでしょうか?


 

私は、

地域生活の実態を実際に見て

生活をともにするご家族と

これまでの生活情報を共有して

療育にのぞむことが大切だと感じています。


 

さらに言えば、

療育を行う方の生い立ち

どのような生活を送ってきたのか

どのような表情をこれまで見せてくれていたのか)

を把握しておくことで、

より深く療育を考えることができる

のではないかと考えています。


 

紙面のアセスメントももちろん大切ですが、

これから療育を行う方が、

どのような地域で暮らしているのか

どのような生活を送っているのか、

どのような日常環境の中に身をおいているのか…


紙面だけでなく、

リアルな暮らしを知って、

療育を考えていくこと。


「地域生活から療育をみていくこと」

とても大切な視点ではないかなと

想いながら、

きいろバルーンの地域実践の活動を行なっています。

 
 

皆さんは、地域生活と療育をどのように繋げてイメージしていますか?


 

コメントやメッセージで皆さんの想いを教えていただけると嬉しいです。


 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。