“療育”はなんのために行うのでしょう?


 

私は、


「地域生活の中で活かせる力を伸ばすため」

 

と考えています。

 

 

つまり、

 

「地域生活の中でできることの

可能性を増やすこと」

 
 

が目的だと思っています。

 
 

 

しかし、地域で暮らす生活像を捉え違っていると、

 

せっかく療育で磨いた力を活かすことができません。

 

 

例えば、

 

バスがほとんど通っておらず、

 

自家用車を主な交通手段としている地域の方に、

 

「バスで停車ボタンを押すこと」を目標にしたところで

 

日頃の生活の中で活す場がない以上、

意味がありません。

 
 

「いつかバスに乗る機会が来るときのために」

 

なんて、

 

いつ必要になるかもわからないことを目標にしても、

 

療育を受ける側の立場からしたら、

 
「なぜ?」
 

「今する必要ある?」

 

と疑問だけが出てきます。

 

 
 

療育を必要とする人が

どのような生活環境
日々暮らしているか、

 

実生活の中で、

どのような場面に“困った”を感じているのか

 

また、

今後どのような場面で“困った”を感じる可能性があるのか


 
 

療育を行う前に、

 

今暮らしている環境

今と繋がる今後の生活の可能性をイメージ

して療育取り組むことに意味があると


私は思っています。

 

 

皆さんは、療育を行う時、考える時にどこに視点を持っていますか?

 
 

コメントやメッセージで教えていただけると嬉しいです!


 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!