昨日の投稿で

活動の中でチャレンジできる状況をつくる支援

について触れました。


私がこれまで取り組んできた

在宅支援(特にホームヘルプ支援)では、

スポット支援といって

"食事" "更衣" "整容" "排泄" "入浴" "移動" "環境"

などといった日常生活動作(ADL5項目)+環境設定

の中にある場面に

必要な支援を行うこと

とされています。


福祉制度上のこの支援の区分け対して

実際に支援を行う支援者も

ADL項目で支援方法を区切って

取り組んでいくと

本当は必要のない支援を

してしまう可能性が出てきてしまいます。


例えば食事を例に挙げると、

「食事はひとりでは食べれません」
「スプーンをよく使っています」
「食事に時間がかかります」
「食べこぼしが多いです」

といった情報から食事の支援を行う時に、

食べこぼしにくい食べ物を

メニューからチョイスして提示してしまったり

食事を始める時に

最初からスプーンやフォークを渡していたり、

支援者によっては食事時間を短くすることと

食べこぼしを減らすためにと

食べさせる介助をしたり…

などなど、

食事をするご本人が考え取り組む余地なく

支援者が先導して食事が進んでしまう

という状況に至ってしまうことがあります。


つまり支援者の中で

「食事はひとりでは食べれません」
 →食事動作に介助が必要

「スプーンをよく使っています」
 →お箸は使えない

「食事に時間がかかります」
 →速く食べさせないといけない

「食べこぼしが多いです」
 →食べさせる介助が必要
  メニューを事前選択が必要


といった支援の思考に陥ってしまう結果、

本当はできる部分まで介入をしてしまい

この支援介入が当たり前になってしまうと

支援の存在がご本人のできる力を

低下させてしまうことに繋がってしまいます。


この支援に至ってしまう流れ、

熟練の支援者の方には

あまり見ることはありませんが、

新しく福祉の分野で働き始めて

まだどのように支援をしていいかわからない

といった方に

よく見られる支援の傾向のように

私は感じています💦


"食事をする"という行為を例に、

事前情報を読み解くとき

「食事はひとりでは食べれません」
 →どれくらいひとりで食べられるのか?

「スプーンをよく使っています」
 →お箸は使えるのか?
  自分で選ぶ時お箸・スプーン・フォークの
  どれを選ぶのか?
       どのように食器を使って食べているのか?

「食事に時間がかかります」
 →なぜ時間がかかるのか?
  どれくらいの時間をかけて食べているのか?

「食べこぼしが多いです」
 →なぜ食べこぼしが多いのか?
  食事の時の姿勢は視線の先は何なのか?

といったように

沢山の疑問を見つけて

「どこまで自分でできるのか」を

ADL項目毎に見ていくのではなく

一つのADL項目の中にある

工程一つ一つに目をつけて

どの瞬間に困り感が現れるのか

どうすれば自分でできるのか

どういう支援が必要になるのか

といった視点で

支援を展開していくことも

一つのスポット支援のあり方です!


今回も最後まで読んでいただいて

ありがとうございました😊