「わーーー」


住宅街に大きな声が響き渡る。


この日のゆうと君の心はソワソワしていて


なんだか落ち着かない。


家では


和室でジャンプしてみたり


布団を出してみたり


風呂場に行ってみたり


少し心が落ち着くと


「散歩いく」


と言って一緒に家を出た。



でもまだ心はソワソワしていて


しばらく歩いたところでしゃがみ込み


手を口の前にかざして


鼻をズッズッとすすった後に


「わーーー」


と大きな声を上げた。


ゆうと君の視線は


アスファルトをジッと眺めていて


私の存在は視界に入っていない。


自分の内側に集中しているゆうと君。


私は斜め後にしゃがみ込み、


ゆうと君の背中を手で優しく触れて


「大丈夫、1人じゃないよ」


「大丈夫、ここにいるからね」


と心でささやき伝えた。



数分後、


ゆうと君は視線を私に向けると


スッと立ち上がり


いつもの散歩コースを歩み始めた。


この時のゆうと君は


少しホッとしたような


少しスッキリしたような


そんな表現を浮かべていた。




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